障害者と健常者の接点を探る

主夫による脳性麻痺の子供の話。ご意見ご感想頂けると大変嬉しいです。m.jigglerアットマークgmail.com

友人の子どもが亡くなった

6月1日。

友人の子どもが亡くなりました。

シュウと同じ時期に生まれ、同じように重症新生児仮死児として、人生を歩み始めた子でした。

突然のお知らせでしたので、未だ頭の整理がつきません。

 

この友人とは弊ブログがご縁で知り合った方で、

どこに住んでいるのかも、名前さえも知りません。

だけど僕たち家族と同じように葛藤し、悩み、

そしてもちろん、子どもとの生活を楽しんでいるのだなと、直感的にわかる方でした。

僕にとってはいわば、同志でした。

 

シュウが生まれて間もないころ、死が同居しているような生活の中で、

日本のどこかで、同じような境遇、同じような条件のもとに、生活をしている方がいる、

そう思うだけで、とても心強かったの覚えています。

 

時より行う短いメッセージのやり取りは

暑中見舞いや年賀状のように、文章だけに止まらない気持ちが込められていて、

文面の節々に感じる子どもの成長は、僕自身も嬉しいものでした。

ほうほうそちらも順調ですか、こちらも元気でやっていますよと、

本当に他愛のないものなんですけどね。

ああ今日もお互い、子どもと過ごすことができたんだねと、

無意識のうちに喜びを共有していたのかもしれません。

 

だからこそ本当に残念でなりません。

1年という短すぎる人生に、子どもは何を思ったのでしょうか。

親は何を見出したらいいのでしょうか。

 

友人や亡くなった子どもに思いを馳せると涙が流れて来ます。

会ったこともないのに不思議ですよね。

だけど小さな命が消えてしまったのは事実のようです。

天国ではどうか、無邪気に遊んでいますように。

そして時より枕元まで、お父さんとお母さんに会いに来て欲しいな。

 

安らかにお眠りください。

ご冥福をお祈りいたします。

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プロフィール

kikuo_tamura

社会福祉士/非営利組織専門の広報戦略コンサルティング会社 JIGコンサルティング代表 https://www.jig-consulting.com/

2016年6月、重症新生児仮死にて長男が生まれたことから、医療的ケア児関連に特に興味があります。

趣味は登山、トレイルラン、キャンプ、子どもを追い回すこと。千葉県生まれ。
ご意見、ご質問など、メールをいただけると、とても嬉しいです。
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