2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧
PICUから一般病棟に移って5日目、そのケアの差に戸惑っています。 PICUは当然看護師さんの配置が手厚く、何かあると直ぐに飛んでくる。というか飛ぶまでもなく、3回ほど足を動かせばベッドに辿り着く距離にいるので、何もなくても様子を覗きにくる。 だから…
在宅生活へ向けて部屋の片付け中、お姉ちゃん達の育児日記が出てきたので読み返しています。 内容は本当に微笑ましくて、おっぱいを飲まないとか夜泣きをするとか、そんな他愛のないものばかり。 忘れていたエピソードもたくさん書かれていて、 例えば、 「…
病院から退院の目処が出されました。 8月の1週目に退院前カンファレンス、2週目に退院はいかがですかだって。 事あるごとに退院!退院!!とボーイスカウトみたく連呼していたけど、想像以上に早くて驚いています。 医療ケアの手技もデバイスの使い方もま…
千葉県重症心身障害連絡協議会 年次大会なるものに(仕事と称して)参加してきました。自分が必要とすべき情報に容易にアクセスできる立場にいるということ、本当に恵まれているなと、抄録集を見返しながらしみじみしています。 重症心身障害児者やその家族…
7/26、ついにPICUから一般病棟へ移動しました。 出生から46日目、いよいよ退院が現実的になってきました。 2週間ほど前から、痰の吸引、浣腸の方法などの手技を習っています。鼻からチューブを入れて痰を吸ってあげるときにはこっちが顔をしかめてしま…
先日、主治医が話し合いの場を設けてくださった。主な議題は3つ。1、現状の様子、2、今後の方針、3、急変時の対応について。重症新生児仮死の急性期は脱し、呼吸、循環動態が安定している今だからこそ、しっかりと話しておこうという配慮からでした。こ…
心肺停止時は延命措置はしない、という決断を下した僕たち夫婦。 悩みながらもなぜこの結論にいたったか、理論的に考えてみたい。 ----------------- このエントリーは過去エントリーの続きです。 まだ読まれていない方は、こちらから読んでいただければ幸い…
今週の前半位から小学校は夏休みに入ったようですね。昼間でも街中で子ども達見かけるようになりました。入り口ではまだ一ヶ月半もあるぜーと浮かれていても、9月を目前に振り返るとえっもう終わり?と愕然としてしまう夏休み。そういう思いが少しでもなく…
昨日、母体の1ヶ月検診がありました。 診て下さるのは当然ながら帝王切開を行った病院、つまりあまり思い出したくない過去があるところ。そんな訳で数日前から妻は暗い顔をしていた。出産後すぐ、追いかけるように息子のいる医療センターへ転院となったため…
重症新生児仮死で生まれ、今後も重度の脳性麻痺が残る長男。こういった条件を背負っている我が子が生きる意味は何なのだろうか、生まれてからずっと考えてきました。そして一つの結論に辿り着きます。今日はそのことについて書いてみたいと思います。 ------…
社会福祉士を持っていてこう言うのもなんだけど、僕は福祉という言葉が嫌いだ。 なぜなら福祉という言葉を使うと、そこで思考停止になる人が多いからだ。 皆さんは福祉という言葉にどういったイメージを持たれるだろうか。 いいこととか、人を幸せにするとか…
重症新生児仮死として生まれた長男、なんとか命を繋ぎとめていって明日で生後一ヶ月を迎えようしています。 この一ヶ月本当に慌ただしく過ぎて行きました。 胎動に異変を感じ出産予定のクリニックへ電話したら念のため管理入院しましょうと言われ、NSTで赤ち…