クリスマスプレゼントの話
kikuo家では欲しいプレゼントをサンタクロースに伝たえる手段として、手紙を用いている。12月上旬、ひらがなをマスターした小学校1年生の長女は自分の分はもちろんのこと、次女、シュウにもヒアリングを行い、その内容を代筆してくれた。そしてその手紙をクリスマスツリーに飾られた靴下に手紙を入れ、サンタクロースが手紙を回収するのを待つのだ。
この靴下に手紙を仕込む。世界各地を回り繁忙期を迎えたサンタクロースに、極東日本の郊外の住宅地に手紙の回収とプレゼントの配達、計2度も来て頂くのは大変恐縮だが、彼女たちは手紙のやり取り楽しんでいる。
--
5歳になる次女のプレゼントはスムーズにヒアリングすることができた。彼女は某大手オモチャメーカーが出している、5歳児が遊ぶには親の同伴が必要で、かつリビングで遊ばれたらうわー片付けめんどくさっと頭によぎってしまう問題を孕むプレゼントを指定した。いいねえ、と長女。全然良くないし。
問題はシュウである。長女は(そして途中から次女もだが)どのようにしてシュウにヒアリングしたのか、その一部始終を報告する。
まずヒアリング。
長「シュウちゃん何がいいの?」
シュウ「うーん。何がいいかなあ...。」
途中から次女も加わった。ここから何か話がこじれてきた。
長「シュウちゃん悩んでるみたい。。」
次「....えっシュウちゃん、〇〇がいいの?」
長「〇〇かあ、、それいいね!お姉ちゃんが手紙に書いてあげるね!」
シュウ「えっ....?」
そして彼女は手紙を書き上げた。
絶対女子二人の欲望だろこれ!
ちなみに長女と次女曰く、ヒアリングではシュウはこんなことも言っていたらしい(シュウにペンを握らせた妻の代筆のため、筆跡は異なります)。
解説すると、最近子どもたちがテレビを無制限に見てしまうのでCASカードを抜き、テレビが壊れてしまったことにしていたのだ。彼女たちにとってテレビの視聴ができない環境下にいることはとても精神的苦痛を伴うことらしい。特に木曜18時からのテレ東は、ヒミツのここたま→アイカツスターズ!→ポケモン→スナックワールドと続くまさにエンペラータイムで、この時間にテレビを見れなかった時にはクーデターが起きたのかと思うほど部屋が荒れた。そしてその復興には「失われた1週間」と揶揄される程に時間を消費しなければならなかった。
テレビにかける子どもたちの想いは熱い。だからこのお願いをシュウに代弁させたのだろうが......自分のプレゼント犠牲にしろし。
なんやかんや言っても無事kikuo家にもサンタクロースは来て下さいました。良かったね、子どもたち。
欲望の結晶
皆さまよいクリスマスを!
「で、オレのプレゼントは??」