【レビュー】BLUE CROSSの手動式吸引機はなかなかいいぞ！
ついに手動式吸引機を買った。
これはなかなかいいぞ。
というわけで、今回は手動式吸引機のレビューです！
なぜ手動式吸引機が必要？
常時痰の吸引が必要な子どもにとって、まさにライフラインである吸引機。
これがなければ生活は成り立ちません。ある意味ミルク以上に大切な物です。
以前外出先で電動式吸引機が故障し、ヒヤッとしたことがありました。
幸運にも外出先というのが病院であった為、事なきを得ましたが、
これが違う場所だったらと思うとゾッとします。
電動式なので、必ず電気は必要になるし、水にも弱い。
スイッチ一つでブオォーっと吸ってくれるので楽ちんだけど、
メカに頼る以上、故障、電気、水のリスクは常につきまといます。
それに、メカは重い。
うちはこの電動吸引機を使っているのですが、重量が2.2kgもある。
2.2kgといったら、一升瓶とほぼ同じ重さ。
一升瓶を小脇に抱えて外出しようとは思わないでしょ。あぶさんじゃないんだからねえ。。
そんな訳で電動式吸引機は便利な反面、生活していく上では色々と不具合とリスクがあり、
手動式吸引機の購入をしたのでした。
手動式吸引機、実際どう？
僕は結構気に入っています。
まず、軽い！
実測値で137ｇ（カテーテルなし）しかありませんでしたので、持ち運びにストレスがありません。
そして、小さい！
ペットボトルと比べてもこの程度なので、バックに入れていても気になりません。
荷物の多い医療的ケア児の外出にとっては大助かりです。
吸引力も問題なし！
ここがクリアできなければお話しになりませんが、
うちの場合は問題ありませんでした。
気管切開しているお子さんだと、またちょっと事情が違ってくるのかもしれませんが、
鼻、口からの吸引では問題なしだと思います。
良くないところは？
使用してみて、気になったところを何点か挙げていきます。
ゴム臭い
いかにもゴムって感じの匂いです。化学の匂いがします。
使用していくうちに取れていけばよいのですが。。
あと色もゴム！って感じなので、視覚と嗅覚の両面からゴムが攻めてきます。
手が疲れる
手動なので当たり前ですが、ちょっと手が疲れます。
あと、ポンプを押して、形が戻る時に吸引されていくので、
吸引のタイミングを掴むのに少し慣れが必要です。
どのように使ってるの？
我が家では概ね２つの場面で使っています。
①外出時に
例えば車でショッピングセンターへ出かけるときに、
車内では電動式吸引機を使い、ＳＣでは手動式吸引機を使っています。
軽くて小さいので、買い物のストレスがとっても減りました。
ありがとう、手動式吸引機。
②お風呂時に
シュウはお風呂に入ると四肢の緊張がほぐれてリラックスしますので、
沐浴ではなく、なるべく湯船に入れるようにしています。
ですが、お風呂場は湿気と水分の巣窟。
どんなに気を付けても、すぐゼロゼロして呼吸が苦しくなってしまいます。
以前はその都度電動式吸引機を持ってきて吸ってもらっていたのですが、
今は手動式吸引機も一緒に風呂場へ持っていけばおｋ。
ゼロってきたらその場で吸引できちゃいます。
そんなことを数回繰り返していると、ウトウトしだして、だいたい寝ます。
気持ちいいんでしょうねえ。かわいい奴です。
こんな姿が見られるようになったのも手動式吸引機のお陰。
ありがとう、手動式吸引機。
最後に注意点
デフォルトで付属されているカテーテルは18Frもあるので、乳幼児には使用できません。
乳幼児に使用する場合、カテーテルは別に購入する必要があります。
我が家ではこれを使っています。
ま、自宅にあったので使ってるだけなのですが。
手動式吸引機に合うカテーテルには２つの条件があります。
①吸引機に装着できる。
カテーテル接続部が内径４mm程なので、ハマる必要があります。
ゴムなので、伸びます
この穴が４mm。
装着時。ちなみにatomカテーテル（６Fr）の接続部外径は７mmだったので、結構伸びる。 ゴムゴムの吸引機！
②手元側の形状がコネクタ型であること。バキュームブレーカー型は×
ポンプをシュポシュポしなければならないため、片手がふさがります。
よって、 親指で穴を塞ぐタイプのバキュームブレーカー型では吸引できません。
左がバキュームブレーカー型
右がコネクタ型
以上、何かの参考にしてくださいませ。
ENJOY 吸引 LIFE ！
