結婚相手に家紋の類似性あるのか。
「音楽の趣味が似た人とは友達になれる」
こういう風に考えている人って多いんじゃないかな。
人生は日々小さな選択の繰り返しで、その結果として趣味嗜好が表面化してくると思うのだけれど、「選択までの意思決定プロセスが似ている」≒「人間性も似ている」だろうから、音楽の趣味が似た人に好意的な感情を抱くのは当然かもしれません。
--
先日、妻の色無地を仕立てる機会があり、紋を入れるため実家の家紋を調べていて驚いたことがあった。父と母の実家共に、梅をモチーフにした家紋であったのだ。お互いの出身地は遠く離れおり、当然だが父と母が出会うまでは両家に交わりはなかった。そんな中でご先祖様が同じ梅をモチーフにしているとは、なんだか不思議なご縁を感じてしまう。
・父方の家紋【丸に梅鉢】
・母方の家紋【梅鉢】
--
紋は苗字が発生した平安中期頃(西暦1000年前後)、家のシンボルとして考案されていきました。当時の人はこれを車とか器具とか衣類ににつけて、他と区別するために使い、武家はお守りの意味として、戦いの時にも使用していました。そう考えると、家紋っていわば先祖の顔であると言えます。
家紋がどのように決定されていったのかですが、家の職業であったり、地域特有の自然風土であったり、はたまた天皇家の菊紋のように好みの菊をお手回り品につけられたのが始まりであったりと、それぞれ深い意味が隠れていたりします。
僕のご先祖様がどのようなどのような意味を込めて梅をモチーフにしたのか知るすべがなくとても残念なのですが、先に述べた思考プロセスが似ると好意的な感情を抱くというのが本当であれば、現代で両家が結ばれたのはある意味必然なのかもしれません。
こういうのを見えない力に操られるっていうのかな。
--
ま、梅のモチーフはとてもスタンダードな紋の1つだし、結婚相手との家紋の類似性の統計、もしくは論文なんて見たことないので単なる偶然かもしれませんが、眉唾話ほど楽しいものはありませんねー。都市伝説とかUMAとか月刊ムーとか、そういた話が大好きです。
参考
〔家紋と家系〕事典 名前からわかる自分の歴史 (講談社+α文庫)
- 作者: 丹羽基二
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1995/11/15
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 37回
- この商品を含むブログ (5件) を見る
PS
紋ってデザインとしてもとても洗練されていて格好いいですよね。