障害児、医療的ケア児などに作られた衣料品販売サイトまとめ【20180423修正】
医療的ケア、身体の障害などがあると、西松屋や赤ちゃん本舗などで購入できる衣類では、不便なことがある。例えばシュウは四肢の筋緊張が強いので、ロンパースのような衣類でないと、着脱がとても手間だ。今はまだ量販店で購入可能な80サイズに身体が収まっているため問題ないが、これが100サイズを越えてくると、衣類の選択の幅は途端に狭くなる。胃ろうがある子であれば、上着の途中に「のぞき窓」があると、注入が楽だったりする。しかし「のぞき窓」のある服なんて見たことないぞ!
このようなニーズを満たすため、洋服を作ってくれるお店がある。先日行ったキッズフェスタで出店していたので、行くことができなかった皆様におすそわけ。こういう生活情報はあまり出てこないのでペタペタとリンク貼っていきます。
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◾️つなぎ屋バンビ【衣類】
バリアフリー子供服だってカワイイ方が良いに決まってる!便利とカワイイの両立を目指して、着せたいと思ってもらえるものを手作りしています。
たくさんの人や物をつなげていきたい。
かわいくて、かっこよくて、時々おもしろい。
そんなお店。٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
昨年開催したこどもフェスタinとうかつにも出店してくださったお店。会場で見たとき驚いたー。生地のセンスが好きです。
◾️ポエット【衣類】
特注ロンパースの製作。
乳幼児、障害児、100サイズ以上の大きいロンパースを作っています。その他ご希望にも対応してくれるようです。
◾️マミーズアワーズショップ【衣類】
【20180428修正】
下記について、マミーズアワーズショップさまより指摘がありましたので、修正いたします。間違った情報を流してしまい、申し訳ありませんでした。
主に小児がん治療で必要なCVカテーテルカバーや抗がん剤治療を続ける子どもたち向けに作られたケア帽子を販売しています。面白いなと思ったのが、型紙も販売してるところ。器用な方なら、好きな生地で作れますね。
→正しくは、
カテーテルケースという小児がんの子が使う、CVカテーテルのケースのキットやケア帽子を販売しています。
余談だけど、型紙販売だけじゃなくて、売り手の買い手がもっとコミュニケーション取れる仕組みをこのサイト場で構築できたらいいのね。当事者による作り方の動画配信、チャット機能の整備、とか。病気と戦っている子、家族って孤独だから、当事者が集まって、でも匿名性がありオープンな形のもので、かつ出入り自由なインターネット空間って結構求めらていると思うのだけど。
◾️HIYOKO-YA【衣類】
「毎日が、ちょっだけ、変わる コドモフク」
点滴、車いす、医療ケア、寝たきり、オムツいじり、、、
子どもの着替えにや服選びにお困りではありませんか?
「可愛くて来させやすい」
「きっと誰かに教えたくなる」
そんなコドモフクをお届けしています。
何事も医療となると途端に無機質になりますよね。でも医療を必要としているのは人なのだから、持ち物、着るものはお洒落なものや洗練されたものがいいに決まってる。ここの服屋はどれも可愛いー!
◾️SKIP & CLAP【バック】
でかい、重い、可愛くないの三重苦を背負うことを条件に、この世に生を授かったと言っても過言ではない、吸引機。主はメカたちの全ての咎を、吸引機に負わせたのだろうか。そんな吸引機の宿命をカバーしてくれる、吸引機用バック専門店です。
まだまだ対応機器は1種類だけのようです。少しづつ対応機器が増えるといいですね。
◾️長尾製靴所【靴】
義足、装具のあま履ける長靴屋さん。
ストロングスタイルのプロレスラーが履いてるリングシューズのような長靴を作ってる!超かっこいい!
◾️M & Rる〜む【スウィミングスーツ等】
いつかシュウもスイミングやスキューバとかできんのかなー。
◾️COM泉屋【車いすアクセサリー】
◾️アイユー【食器】
持ちやすい。
使いやすい。
だから、おいしい。
そもそも衣類ではないのだけど個人的に一番気になったのがこのお店。
kikuoは焼き物が好きで、中でも、土と釉薬だけのシンプルなデザインが多い萩焼と、西洋文化が入り込んだ波佐見焼に注目している。
この食器屋は波佐見焼とユニバーサルデザインのミックス。こども、高齢者、障害者が使いやすいように設計された食器だけど、ユニバーサルデザインの本質は、「誰もが」使いやすいプロダクトであること。motteシリーズはその条件を十分に満たしている。デザインも洗練されているので、kikuoが普段使いしたいくらいだ。
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いかがでしたか。
皆さんの課題を解決してくれる
お気に入りのお店が見つかるといいのですが。
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この記事書いていて思ったのだけど、障害児者を専門にしたECサイトってないんです。一つ一つの製品はとても素敵なのだけど、一つ一つ訪問して、やりとりしてってなると、本当手間ですよね。amazonや楽天を日常的に利用している親が、障害のある子どもの製品を購入するときだけ手間がかかるやり方しかないってなると、購入意欲なくなるんじゃないかなあ。ECサイトがインフラ化してきた現代において、この状況って売り手にとっても買い手にとっても機会損失ですよね。
母数が少ないからビジネスとして成立しないと判断してるのか、そもそもそのようなニーズをまだ誰も発見できていないのか、なぜないのかは理由がよくわからないのだけど。大手がCSRでやるとか、プラットフォームビジネスに明るい当事者が立ち上げるとか、誰かやってくれないかなー。企画している人がいるならkikuoは超手伝いたいよ。