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かたまりに名前をつける

LIKE@cafe準備委員会

岡本太郎は芸術を「なんだこれは」と表現した。

 

芸術とは?という禅問答のような問いに対して、

専門家やアーティスが、それぞれの言葉で説明をしているけど、

老若男女問わず、とても分かりやすく、かつシンプルに、

そして本質を突いた表現はこれ以外にないように思う。

 

僕は別に絵はうまくないし、芸術についても特段詳しくもないので

岡本太郎が残した偉業についてはピンと来ないんだけど、

この言葉のセンスは素晴らしいなと思う。

 

****

 

以前エントリした通り、医療的ケアが必要な子どもを抱える家族が気軽に集まれるカフェをネット上に作るべく、

隙間時間を使い構想を練っています。

 

kikuo-tamura.hatenablog.com

 

で、気付いた。 

医療的ケアが必要な子どもを抱える家族が気軽に集まれるカフェって長い。

いちいち文字に起こすのがめんどうだし、どんなに美味しいコーヒーを出していたって看板のないカフェにお客さんは入るとは思えない。

 

それに新しいものは大体の場合説明が必要だ。

だから記号としての名前が必要になるのかもしれない。

 

そうだ、まず名前を付けよう!

というのが今回のエントリ。

 

キーワードは「のように」

 

健常児の親って、ある意味「親」という役割だけで子育てができる。

子供のためにご飯を作って、

生活リズムやコミュニケーションが整うように躾をして、

時には甘えさせて、そして背中を押して。

親の役割さえ果たせば、子どもはすくすくと育っていく。

 

医療的ケア児を抱える親はどうだろう。

「親」という役割だけでは、子どもを育てることはできない。

 

看護師さんが行なっているように、痰の吸引やバイタルのチェックをし、

介護士さんが行なっているように、排泄や入浴の介助も行う。

ケアマネのように、市役所や障害福祉事業所もコーディネートする必要があるし、

学齢期になれば、先生のように授業の付き添いも必要になってくる。

医師のように、人工呼吸をし命を繋ぐことだってある。

 

医療的ケア児を育っていくには「〇〇のように」がいっぱいだ。

 

この「のように」が特徴的だなあと、ぼやっと頭に浮かんだ。

 

ネットを表す記号ってなんだろう

インフォメーションもコミュニケーションも集まる場にしたいという願いから、

〇〇カフェという名前にしたいなぁとは思っていたんだけど、

最大の特徴は、ネットに、ですからね。

コーヒーを出すわけじゃなくて、自家製焙煎の豆を販売するわけでもなくて、

コンテンツを通して、コーヒーを飲んだ時のホッとした感情を生み出したいのだから、

〇〇カフェだけじゃだめな気がした。

〇〇とカフェの間に、ネットを表す記号が必要だ。

 

すぐに思いついたのが、「 @ 」

 

調べてみると、ネットが始まる何百年も前から「 @ 」という記号は存在していたらしいんだけど、

電子メールサービスが始まった時、ドメイン名とユーザー名を分けるために使われたことで、

爆発的に普及したらしい。

 

これ、いいじゃないか。

 

〇〇@カフェにしよう!

 

屋号は「LIKE@cafe」にするぞ!

前述した通り、医ケア児の家族の特徴は一言で「のように」

ネットにカフェで「@cafe」

合わせて「のように@cafe」?

うーん。。なんか語呂が悪い。

あとウニの中身がうねうね動いてしまう画が浮かんできてしまった。

語感が与えるイメージも悪いなこれ。

 

悩んで辞書を手に取る。

「のように」は英語で「 look a〜 」らしい。

 

これ、いいじゃなか。

 

aと@は似てるから語源も残るし「ライクアットカフェ」って語呂も悪くない。

「 like 」はもともと「好き」という意味だし、語感もいい。

そして安直に「好き」を屋号にしていると思われそうな、

ちょっとした田舎感も漂ってきて尚いい!

 

最後の仕上げに「LIKE@cafe」とGoogleで検索。

 

ググるときは普通、探し物を探すために使うのだけど、

新しい物を作るときは、

被るものがないか、

つまり、ないもの探しをする時にも有効だ。

 

ざっと検索結果を見たけど、同じ名前のものはなさそう。

 

LIKE@cafe ライクアットカフェ

 

屋号はこれにしよう!!

 

 

かたまりに名前をつける意味

学生の頃、近所の野良猫に「フジ」と名前をつけて、世話をしていたことがあった。

名前をつけると、野良猫というかたまりから、個別の人格(猫格?)が生まれて、

愛着が湧いたのを覚えている。

そのうち猫の方も「フジ〜」と呼ばれると、僕の足にすりすりするようになった。

 

かたまりに名前をつけるとは、きっとこういうことなのだろう。

 

屋号が決まると、今までぼやーっとしていた感覚が急に引き締まってくるし、

やる気もむくむくっと湧いてくる。

ダイエット明日からやるやる詐欺と同じにはならなそうだ。

 

11月に医ケアのママカフェに参加してニーズ調査を行い、

実際に求めらていると判断できたら動き出そう!

 

なんか楽しくなってきたぞ。

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プロフィール

kikuo_tamura

社会福祉士 / ソーシャルワーカー

社会福祉法人 松の実会 評議員 / NPO法人 こども子育て・発達支援研究会 監事

H28年6月、重症新生児仮死にて長男が生まれたことから、医療的ケア児関連に特に興味があります。

趣味は登山、トレイルラン、子どもを追い回すこと。1985年千葉県生まれ。
ご意見、ご連絡はお気軽に下さい。とても励みになります。
【m.jiggler@gmail.com】