医療とアロンアルファ
シュウはごっくんできないので、身体にチューブを入れて、ミルクを飲んでいます。
このチューブは、鼻→食道→胃→十二指腸へと旅をしているわけですが、それら器官は赤ちゃんだからとっても小さい!必然的にチューブも細いものになります。恐らく内径は1mmくらいなんじゃないかな。
ミルクは普通の赤ちゃんと同じもの使っています。粉ミルクは、たんぱく質、脂質、もりもり。それを細いチューブに流し込むわけだから、本当によく詰まります。退院直後はまだ慣れなくて、メンテナンス方法も体得してませんでしたから、チューブの閉塞により入院も経験しました。
ごっくんできない子にとって、チューブがなければ、ごはんも食べられないし、水分も取れない。まさにライフラインです。
だから毎日のメンテナンスは欠かせません。間違いなく、痰の吸引よりも気を使っています。
先日、そのチューブに穴が開きました。
こんな細いチューブにミルクを通すので、そりゃ詰まりますよね。
今回、黄色い部分とチューブの接続部に穴があいた。
穴が開いたのはミルクポンプとの接続部分なので、知らず知らずのうちに負荷がかかっていたのでしょう。水芸のように飛び出してくるミルクには思わず笑ってしまいました。
こんなやたらめったら出た訳じゃないですよ。
急いで主治医に相談すると、
「アロンアルファで接着すれば大丈夫だよ~」
医療とアロンアルファの組み合わせ。
なんかすごくシュールです。
先日、お姉ちゃんと一緒にチャレンジのDVDを見ていたのですが、
しまじろうがiPadを使いながら野山を駆け回っていたんです。
それと同質の、なんとも言えない気持ちになりました。
東亞合成さんもこんな使われ方想定してないでしょうし、
先生も手っ取り早いトラブルシューティングがアロンアルファだっただけのこと。
先生も看護師も緊急往診することはなく、シュウも入院を回避できた。
そう、誰も悪くないし、 誰もが利益を得ているんです。
でも医療にアロンアルファて。
ちなみに衛生面は特に気になりませんでした。接続部をアロンアルファでガチガチに固め、前よりも頑丈になりましたとさ。おしまい。